前回の記事では「大手とフリーランスの違い」や「費用と内容のバランス」についてお話ししましたが、今回はそれとは少し違った視点──“見える部分の奥にある作業”についてお話ししたいと思います。
実は、ホームページ制作には「見えにくい作業」がたくさんあります。
一見同じように見えるサイトでも、実際には“手間”や“配慮”の積み重ねによって、完成後の使いやすさや信頼感が大きく変わってくることもあるんです。
見た目が同じでも、“手間”と“配慮”で差が出る
たとえば、同じような構成・デザインのホームページが2つあったとしても、それぞれの制作会社や制作者によって、見えない部分での対応には違いがあります。
- リンクが正しく動作するか
- スマホやタブレットでも崩れずに表示されるか
- SEOの初期設定がされているか
- ファビコン（タブに出る小さなアイコン）が入っているか など…
こうした項目は“当たり前”と思われがちですが、実は「対応範囲の違い」として見逃されやすいポイントです。
ひとつひとつの作業は小さくても、それをどれだけ丁寧に積み重ねているかによって、ホームページのクオリティや安心感には大きな差が出てきます。
気づかれにくい部分こそ、体験の質を左右する
ホームページは、ただ見た目が整っていれば良いというわけではありません。
たとえば、「読み込みが早い」「ボタンが押しやすい」「欲しい情報にすぐたどり着ける」──
こういった“気づかれにくい快適さ”は、実は裏側の細かな設計や設定によって生まれています。
- 画像のサイズや圧縮の工夫
- ボタンやリンクの配置の工夫
- 問い合わせ導線のわかりやすさ
- 目的に合ったページ構成 など…
ユーザーはそれを意識しなくても、「なんだか使いやすい」「見ていて心地いい」と感じてくれます。
こうした細部への配慮こそが、信頼や好印象につながっていくのです。
価格が同じでも、中身には差があることも
見た目が似ていても、「ここまでやってくれる」と「そこまでは含まれていない」では、ホームページの“中身”に大きな違いがある場合もあります。
見積書や料金表だけでは判断が難しい部分だからこそ、気になることがあれば「これは含まれていますか？」と聞いてみたり、いろいろなサイトを見比べたりしながら、“判断できる目”を持っていただけたら嬉しいです。
ノカズデザインが大切にしていること
ノカズデザインでは、「目に見えにくい部分」こそ大切にしながら、丁寧なホームページづくりを心がけています。
使う人・見る人にとって安心で、伝わりやすく、長く活用できることを大切に。
